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2020年6月8日月曜日

広報誌 アメニティ帯広発行しました。

 こんにちは。広報委員会です。
 6月に入り晴天に恵まれ、気温の高い日が続いていますね。アメニティ帯広の正面玄関には色とりどりの花が植えられ、とてもきれいに咲き誇っています。
 さて、アメニティ帯広広報委員会では、毎年4回アメニティ帯広の出来事や新人職員の紹介等紙媒体で発行しています。ついに6月に夏号が完成し、現在配布しています。
 今回は北畑施設長の挨拶や新人職員の紹介、コロナウィルス対策について等の内容です。その中の北畑施設長の挨拶をご紹介させて頂きます。

                 北畑施設長の挨拶
 思い起こせば丁度一年前、平成から令和へ新しい時代が幕を開け、日本国中が祝福に沸き期待に満ち溢れていました。あの頃、誰が今の危機的状況を予測していたでしょう。本誌は年度初号で明るい話題で景気をつけたいところですが、世の情勢とかけ離れたしまう為、現実的なお話をさせていただきます。
 新型コロナウィルスを持ち込まない為、当施設においても3月より感染対策を強化させていただきました。
 通所・短期入所については、厳しい利用制限をかけた事でご利用者様はもちろん、ご家族様・各ケアマネ様には多大なご負担をお掛けしたことをお詫びすると共に、ご理解・ご協力にお礼申し上げます。
 入所においては、面会禁止も長期化しオンライン面会等の工夫を行ないながら会いたい時に会えず、こちらの配慮不足もあり、ご利用者様・ご家族様には心配とご迷惑をおかけしております。
 学校休業となり職員が出社できず、人員不足から入浴ケアを中止したこともありました。そんな状況下の中、ご家族様には労いの言葉を頂くことにも多く、感謝しかありません。現場では、毎日のように感染委員会を開催し検討していましたが、何故新型の為、どこまで対策を取る事が正解かわからず模索の日々が続きました。そんな中、職員は子を実家に預け親子離れ離れで暮らしながら勤務したり、百均グッズでフェイスシールドを作成してくれたり、感染者が発生した際は家に帰らない覚悟でカバンに泊まる準備をしていたり・・・・それぞれがご利用者様の為に出来ることを考えながら行動してくれました。
 私自身は総統括者として、少しの判断ミスや遅れが命取りになるプレッシャーからか、人生初の食欲を失うという事態に見舞われ、健康の有難みを痛感しました。また、これほどまでに首相や道知事の言葉を身近に感じ耳を傾けたことはありません。ともあれ今回の騒動で、狭くはご家庭や職場広くは国民全体が足並み揃えて、同じ目標に向かっていく団結力の大切さを感じました。
 この原稿作成日は、十勝の非常事態宣言が解除されました。ホッとする反面、規制緩和の決断もまた高いリスクを伴い、戦いはまだまだ続きます。
             私の座右の銘は「ピンチはチャンス」
 この危機を職員一同ワンチーム(旬が過ぎた例えですが)で乗り切ることがさらに質の高いケアを提供できることが信じ、ご利用者様のご健康をお守りしながら、一日でも早く皆様の日常が取り戻せる日を待ちたいと思っています。
 引き続きご理解とご協力をお願いすると共に、今後ともよろしくお願いいたします。

 記事を確認させていただいた際、アメニティ帯広を統括するにあたってのプレッシャーや葛藤の中で、前を向いて前進する北畑施設長の強さを改めて感じる事が出来、スタッフとしてとても心強く、施設で勤務するスタッフにも是非読んでもらいたい内容であると感じています。
 アメニティ帯広にお越しの際は、是非手に取り読んでください。また、質問や意見がございましたら、是非教えて頂きたいです。今後の参考にさせて頂きます。よろしくお願いします。